2025-09-02 ASRock Industrial、ソフトウェア定義型のオープン産業オートメーションを実現する「AiUAC」を発表

台湾・台北（2025年8月X日） – ASRock Industrialは本日、オープンかつソフトウェア定義型の産業オートメーションへの移行を加速するために設計された、スケーラブルでIEC 61499に準拠した制御エンジン「AiUAC（ASRock Industrial Universal Automation Control）」ソリューションを発表しました。UAOの IEC 61499規格に基づいて構築されたAiUACは、異種のエッジノード間でベンダーに依存しないイベント駆動型制御を可能にします。産業用の堅牢なエッジAIoTプラットフォームへの導入に最適化されたAiUACは、最新の工場やインフラ事業者が求める分散型ロジック実行、システムのモジュール性、プロトコルレベルでの相互運用性を提供します。EcoStruxure Automation Expert（EAE）とのシームレスな統合により、AiUACはエンジニアリング設計からランタイム実行まで、IEC 61499の開発ライフサイクル全体を効率化し、ミッションクリティカルな環境におけるサービス指向アーキテクチャの迅速な導入を促進します。リアルタイムかつ分散型の実行をサポートし、Open Process Automation Standard（O-PAS）に準拠したAiUACは、製造業、石油・ガス産業、スマート物流などの産業に、オープンでスケーラブルかつ耐障害性の高いオートメーションの導入を可能にします。

AiUACソリューションは、産業アプリケーション全体でオープンかつ柔軟で将来に備えた制御を可能にする、堅牢な機能群を提供します。

• IEC 61499規格に基づいて構築

UniversalAutomation.Org（UAO）のIEC 61499規格を基盤とするAiUACは、ベンダーに依存しないイベント駆動型制御を実現し、多様なエッジ環境においてシームレスな相互運用性、高い再利用性、そしてオープンアーキテクチャを提供します。

• EAEとのシームレスなワークフロー

EcoStruxure Automation Expert（EAE）とのシームレスな互換性を提供し、オープンでモジュール型のエンジニアリング環境において、分散型制御ロジックの設計と展開をサポートします。

• 組み込みシステムのテレメトリー

CPUやマザーボードの温度、GPIOの状態、電圧レベルなど、ハードウェアの状態をリアルタイムで可視化し、エッジにおける診断、状態基準監視、予知保全をサポートします。

• 相互運用可能な通信

OPC UA（サブスクリプション、イベント、アラーム＆コンディション対応）、MQTT、Modbus TCP/RTU、Ethernet/IPなどの主要な産業用通信プロトコルをサポートし、多様なOTおよびITエコシステム間での統合を実現します。

• HA対応のロボット制御

スマート製造システム全体でシームレスに適応できる、柔軟なロボット統合を可能にします。組み込みの高可用性（HA）機能により、AiUACは分散型でミッションクリティカルな制御環境において、信頼性が高くスケーラブルな導入を実現します。

• Open Process Automationとの前方互換性

長期的な適応性を備えて設計されており、O-PASおよびOCFベースのアーキテクチャへの対応が計画されているため、産業組織はオープンで標準に基づいたオートメーションフレームワークを採用できます。

 

AiUACは、オープンでインテリジェント、そして将来に備えた産業オートメーション制御を提供するというASRock Industrialのビジョンにおいて、大きな前進を示しています。UAOのIEC 61499および新たなO-PAS規格に沿って設計されたAiUACは、製造業、エネルギー、インフラなどの分野全体において、ベンダーに依存しない柔軟な基盤を提供し、デジタルトランスフォーメーションを支えます。

提供開始時期

AiUACソリューションは、ASRock Industrialおよびその認定パートナーを通じて、現在ご提供しています。詳細については、当社ウェブサイトをご覧いただくか、「製品お問い合わせ」よりご連絡ください。

---